整形外科セミナーに参加してきました。

診察を休診して、東京に整形外科の講習会に行ってきました。
土曜日を休診させていただいたので、飼い主さんにも迷惑をおかけしました。

その分、午後1時から7時まで、みっちり勉強しました。

今回の講習会のテーマは、前十字靭帯断裂。
歩行時に大切な働きをするこのひざの靭帯が切れた場合、ひどく足をかばうようになりますが、膝を外科的に修復して、
もとの機能を回復させなければなりません。

セミナータイトルはTPLO、日本語で言うと脛骨高平部水平化骨切り術になります。

大腿骨と脛骨をつないでいる前十字靭帯は、脛骨を前方に移動しないように制御している靭帯です。
犬の場合、人と比べて脛骨の関節面が後ろ側に傾いている場合が多いので、膝に力がかかると大腿骨が後ろに移動して、
この十字靭帯に負担がかかり、切れてしまうことが多いようです。

TPLOは、脛骨の関節面を半円状に骨切りをして回転させ、 関節面を水平化して固定するものです。
従来の前十字靭帯断裂整復術に比べて、早く足を着けるようになるといわれています。

この手術には高価で特殊な器械とプレートが必要になります。

実はこの講習会の翌週には、前十字靭帯断裂の手術が3件予定されています。

早くこのシステムを導入しなさいということなのでしょうか???

こんな立派な講習修了書までいただいちゃいました。
(額に入れて飾れるようになっています)

ただいま、おおいに悩み中・・・・

院長 谷

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