当院では、神経外科は脊椎の外科(椎間板ヘルニアや椎体の不安定症など)を行っています。椎間板ヘルニアは犬の神経病で最も多くみられる疾患で、ダックスフンド以外の犬種でも認められます。
椎間板ヘルニアは椎体のクッション役である椎間板の内容物が椎間板を破って脊柱管に飛び出したり、椎間板自体が突出して脊髄を圧迫する病態です。
頸部や胸腰部に発生が多く、治療は責任部位を同定し、脊椎を削って脊髄を圧迫している物質を取り除きます。
症例: トイプードル 8歳齢 8.35kg メス脊髄造影検査にて第3-4頸椎間で脊髄の腹側からの圧迫病変あり。椎体に腹側から穴を開け(Ventral Slot)、椎間板物質を摘出。
症例: A.コッカー・スパニエル 11歳齢 16kg メス 脊髄造影検査にて第3-4腰椎間で脊髄の圧迫病変あり。
症例: 日本猫 15歳齢 3.45kg メス脊髄造影検査にて第13胸椎と第1腰椎間で脊髄の圧迫病変あり。手術にて椎間板物質を除去。
症例: イタリアングレイハウンド 13歳齢 6kg メス脊髄造影検査にて第4-6頸椎間で脊髄に砂時計様の圧迫病変あり。首を牽引することでこの圧迫が解消。
首を牽引した状態で第4~6頸椎を固定することで脊髄の絞扼を改善。
豊田市大林町14丁目11-6
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