マロンちゃんは11カ月の男の子です。左前肢の足先が90°横に向いており、だんだんひどくなってきたとのことで来院しました。

詳しく調べてみると、左右とも前腕の外反、外旋変形がありました。

前腕は橈骨と尺骨の2本の骨で構成されており、尺骨の成長する部分の成長が途中で止まってしまうことで橈骨だけが成長していき、前腕の変形が起こったと考えられます。

症状が強く出ている左側の矯正手術を行うことにしました。

側面のレントゲン検査では前腕が湾曲しており、手の甲が見えることで外側にねじれていることがわかります。

橈骨、尺骨の両方を骨切りし、外反と外旋を矯正しました。正面と外側に2枚のプレートを装着し、固定しています。

プレートを除去して約1か月後のレントゲン側面像になります。(106日目)

肘関節と手根関節の位置関係も正常になっています。

術後は左前足の足先が正面に向くようになりました。