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元気になったペット

軟部外科

さくらちゃん:ミニチュアダックスフンド

12歳のミニチュアダックスフンドのさくらちゃんは、胆のうが大きく膨らみ、中身の胆汁がうまく流れなくなってしまいました。

それに伴い血液検査で肝臓・胆のうの数値も上昇していました。

このままでは胆管が閉塞し、黄疸が出る危険性があります。

 

 

 

↑ エコー検査で胆のうの拡張と胆汁のうっ滞が認められます。

 

以前より甲状腺機能低下症のため、甲状腺ホルモンのお薬を内服していましたが、胆汁の排泄を促すお薬を2種類追加で内服することにしました。

 

3週間お薬を飲みましたが、胆のうは大きいままで胆汁の流れの改善が認められなかったため、手術で胆のう摘出手術を行いました。

 

 

↑ 手術時の写真

胆のうの摘出と、肝臓の腫瘤(写真の下側にみえるふくらみ)の摘出を同時に行いました。

病理検査の結果、肝臓の腫瘤は「結節性過形成」という良性の病変でした。

 

手術後の経過は良好で、肝臓のお薬も休薬できています。

手術後8カ月経った今でも元気に過ごしています!

 

 

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