茶豆ちゃん: ヨークシャテリア 上腕骨外顆骨折
4歳のヨークシャテリアの茶豆ちゃんは、飼い主さんが帰宅したところ、右の前足に体重をかけることができなくなっていました。かかりつけの先生の診察で上腕骨の肘の関節内が骨折していることがわかりました。この骨折は前足を伸ばした状態で肘に過剰な力が加わると起こると言われています。
かかりつけの先生からのご紹介で、当院で上腕骨骨折を治療することになりました。関節内の骨折は寸分の狂いもなく正確に元の状態に戻す必要があります。少しでもずれた状態で固定すると、その後に変形性の関節症を起こします。
手術は肘を骨切りして、関節内にアプローチします。骨切りを行うことで関節内の骨折の様子がよくわかり、正確に元の状態に戻すことが出来ます。
手術後は関節の可動域の制限も無く、元のとおりに元気に歩けるようになりました。