フィラリアのお薬はいつまで?

10月に入って、「何月までフィラリアのお薬を飲ませたら良いですか?」というお問い合わせが増えました。

お伝えしているのは、『蚊の姿を見なくなってから、1か月後まで投薬をしましょう』

愛知県豊田市周辺では、11月下旬~12月上旬を目安にしています。

 

フィラリアについてご存じの方も多いと思いますが、この場をお借りしてフィラリア感染症についてお話ししたいと思います。

Q フィラリアとは?

A 蚊が媒介し、心肺へ侵入する寄生虫です。

通称フィラリアと呼ばれる犬糸状虫という寄生虫が、心臓や肺動脈に寄生することで犬フィラリア症は起こります。

蚊が媒介し、犬へ感染します。

半透明~白色の細長い寄生虫です。

フィラリアにもオスとメスがいて、犬の体内で幼虫を生みます。

 

Q どんな症状が出るの?

A 咳が出る、おしっこが赤っぽい、食欲がない、元気がない、お腹が膨らんできた等…。

初期は無症状です。

心臓や肺動脈に寄生することで、徐々に血液の循環などに悪影響が出て、やがて体中の臓器に異常が起きます。

放置すると死に至る場合も!

 

Q どんな予防薬があるの?

A 当院では飲み薬タイプと皮膚に滴下するタイプを取り扱っています。

犬フィラリア症予防薬の有効成分は、投与後の数日内に代謝・排泄されます。

フィラリアの感染幼虫が成虫になるライフサイクルを、決められた間隔で定期的に断ち切ることで犬フィラリア症の発症を予防します。

 

Q いつ投薬するの?

A 犬フィラリア症予防薬は、蚊の姿を見かけるようになった1か月後~蚊の姿を見なくなってから1か月後まで投薬を続けてください。

もし犬フィラリア症予防薬の投薬を止めてしまった後に感染幼虫を持つ蚊に刺されてしまったら、その幼虫は犬の体内で成長を続け、約半年後には心臓や肺動脈に住みついて予防薬では駆除できない成虫になってしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

最後まで忘れずにフィラリア症予防をしましょう!

横井

 

 

 

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