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ゆう動物病院だより

おやつの選択

今回はおやつについてのお話をしていきたいと思います。

皆さんはペットにおやつをあげていますか?ついつい、可愛くてあげてしまう方も多いと思います。

おやつをあげることに関しては悪くないのですが、おやつの選択を間違えてしまうとペット達の病気に繋がる可能性があります。

ワンちゃん達は脂質の消化に弱い生き物です。

そのため、脂肪分の多いおやつには気をつけましょう。

例えばジャーキーです。市販で売っていて、食いつきも良く、見た目も美味しそうですね。

しかし周りのコーティングされている脂肪分が下痢、嘔吐に繋がる可能性があります。

市販で売っているから大丈夫だと思い買っている方もいると思いますが、ジャーキーをおやつにあげるのは控えましょう。

下痢、嘔吐に続き、膵炎を引き起こしてしまう可能性もあります。長期の入院となり、退院後も食事制限、薬の内服をしなくてはいけなくなります。

最悪のケースでは急性膵炎にかかっている場合死に至る可能性もあるため、注意が必要です。

ではどんなおやつがいいのか。

人間が食べるささみを湯掻いてあげたりするのがオススメです。低脂肪で、ワンちゃんも喜ぶ子が多いです。他にもお野菜(ネギ類等除く)、果物(一部除く)などでも喜ぶわんちゃんが多いです。野菜、果物にもあげてはいけないものが含まれているため、必ず病院でチェックしてからあげるようにしましょう。

 

ネコちゃんもおやつであまりあげてはいけないものがあります。

それは鰹節や海苔などのマグネシウムの多く含まれている物です。

何故それらがいけないかと言うと、膀胱結石に繋がる恐れがあります。

膀胱結石になってしまうと、手術を必ず行わなければなりません。

また、膀胱の中にできた結石がつまってしまい体調が悪化した時、最悪の場合死に至る可能性もあります。

ついついお魚が好きな猫ちゃん達にあげてしまいがちな鰹節や海苔。香りも良いため、食いつきもいいと思います。しかし、大きな病気につながってしまうため控えましょう。

 

おやつの選択を気をつけるだけではなく、拾い食いなどにも注意が必要です。

私たちが食べている間に気付かずにこぼしたものなどを食べてしまったことにより下痢、嘔吐してしまう可能性があります。

また、夏場などの保存方法には気をつけましょう。高温多湿の場所での保存だと、おやつ以外の餌などもすぐに傷んでしまう可能性があります。

当院でも、下痢、嘔吐で来院されるわんちゃんねこちゃんがみえます。どの子も長生きして欲しいため、おやつの選択を間違えないようにして、沢山愛犬、愛猫たちを是非かわいがってくださいね。

山中

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